一般計量士試験 合格問題集 要改訂箇所抽出-計量器概論及び質量の計算-2
一般計量士試験 合格問題集 三好康彦著
P176問題2解説
【間違い】「問題文に透明ガラス管の一端が大気開放され、」との記載があるが、解説で突然、「右側の開いた管の口が減圧になって」と、とんでもない事を書いてしまっている。さらに、「Aは減圧となっている。」とも記載されている。
いやいやwww選択肢として、減圧はそもそもありませんよ。何を勘違いしたのかさっぱりわからず。お粗末である。
【正解】Aの部分の圧力が水を押しているからこのような形態となるのであって。それを前提とした解説としなければならない。
P179問題6解説
【間違い】圧力を質量で表すために圧力を重力加速度で割りたかった様だが、勢い余って分母にkgを付けてしまったようである。
一般計量士試験 合格問題集 要改訂箇所抽出-計量器概論及び質量の計算-1
一般計量士試験 合格問題集 三好康彦著
P148問題3解説
【間違い】xとpの下付き文字の位置・大きさが同じになっているため、ぱっと見全く訳のわからない式になってしまっている。
【正解】pの下付き文字を正しく記載する。
P149問題4解説
【間違い】xとδの下付き文字、上付き文字がごちゃごちゃになっており、まちがってべき乗の意味に取られ兼ねない。本当にお粗末様である。
【正解】各所下付き文字へ修正する。
一般計量士試験 合格問題集 要改訂箇所抽出-計量管理概論-3
一般計量士試験 合格問題集 三好康彦著
P532問題11解説
【間違い】nビットで表示できる数値の個数は2^nであるから、10^2=1024である。
とあるが、10^2では100個になってしまう。
【正解】2^10=1024である。誤植か。
一般計量士試験 合格問題集 要改訂箇所抽出-計量管理概論-2
一般計量士試験 合格問題集 三好康彦著
P443問題1解説
【間違い??】相関係数に関する問題です。相関係数を求めるための公式が解説に為されているのですが、これがどうも分かりません。
∑で和を取っているんですが、∑i∑jとわざわざ二つを表記しています。
問題としては、「40人の男子をサンプルとして、それぞれの身長と体重を測定した」とありますので、この中で40人の部分を∑の変数として当てると考えると、別にijの二変数を取らなくても良いと考えられるんです・・・
インターネットもさらっと調べたのですが、二変数を取っている解説が見当たりません。
また、Sxy=の式の中にyijという記載があります。yijってなんでしょう??誤植でしょうか??
【正解】相関係数は、偏差積の合計をxの全変動×yの全変動の平方根で割れば良いと考えます。この複雑な表記は初心者をかなり混乱させると思います。
P448問題3解説
【間違い??】「fAは測定者4人の間の誤差で自由度は4-1=3となる。」とあるが、4人の間の誤差という文句が意味不明である。シンプルに、「測定者因子Aの自由度は」で良いと考える。
P449問題4解説
【間違い??】問題文は、「無作為化は、実験をランダムな順番で行う事により、実験で発生する偶然誤差の影響を低減するために行う。」で、内容が誤っているのだが、解説が「無作為とは、サンプルをかたよりなく均一に採取する方法であり、実験をランダムに行うことではない。」となっている。
意味不明である。間違っているのは、「偶然誤差の影響を低減する」という所だろう。
実験の無作為化とは、実験順序のランダム化で系統誤差の偶然誤差への転化を目的としており、偶然誤差の影響を低減させる目的は無い。
正直な所、お粗末な間違いである、至急改訂版作成を望む。
一般計量士試験 合格問題集 豆知識-4 計量管理概論 いろいろな分布
一般計量士試験 合格問題集 三好康彦著
計量管理概論 統計の基礎 いろいろな分布
P443 問題2
分布の特徴を問う問題です。数式が並んでいてさっぱり訳が分かりません。
数学が苦手な人、統計が初めての人は簡単に挫折しそうです。
そうならない様に、式の意味を簡単に説明しますね。(私も統計の素人ですので、間違った事を言うかもしれません。)
xとyは最も簡単です、確率変数を足し合わせて、標本数で割るので、いわゆる平均です。
次に、zです。分子を見てみましょう。「標本平均-正規分布平均」となっています。
分母は、「正規分布分散÷xの標本数」となっています。この分母は標本平均の分散と言います。これはP435の問題2にも出てきているので確認してみて下さい。
さて、まとめると、
(標本平均-正規分布平均)÷(正規分布分散÷xの標本数)となります。
これがt分布です。
次にcです。分子は、「変数-平均」の二乗を足し合わせた物です。分母は分散ですね。
まとめると、((変数-平均)の二乗を足し合わせた物)÷分散です。
これをχ(カイ)二乗分布と言います。
次にdです。実はこれはzと似ています。説明は難しいです、「2標本t検定」と呼ぶらしいです。下記リンク等で勉強しましょう、いや私も分からないんですよ、全然。
24-3. 2標本t検定とは | 統計学の時間 | 統計WEB
最後にhです。分子分母にcyとcxが入っていますね。cxとcyを分数にすると、分散であるσ二乗成分は打消しあって消えます。
という事は、((変数-平均)の二乗を足し合わせた物÷(標本数-1)となる訳です。
これを実は母集団の分散(不偏分散)と言います。
母集団の分散の比をF分布と言います。
とりあえず、それぞれの分布を明らかに出来ました。それぞれの詳しい解説については、他の文献を参照して勉強して下さい。統計の基礎から学ぶ必要がありますね・・・
一般計量士試験 合格問題集 要改訂箇所抽出-計量管理概論-1
一般計量士試験 合格問題集 三好康彦著
P434問題1解説
【間違い】標本分散を求める式が記載されていますが、式が間違っています。指示値から平均値を引きますが、その後2乗する必要があります。2乗が抜けています。
【正解】指示値-平均値を二乗させないと、足し合わせても0になります。改訂が必要です。
また、解説に「平均値を算出しなくても、最初の値と2番目の値の差の大小だけの比較だけで良い」とありますが、これは解説としてあまりにも不親切です。
もちろん地道に標本分散を導出すれば、この解説の意味は分かるのですが。
ポイントは、それぞれの組の指示値の差が等差になっている事です、すなわち値が等間隔に並んでいます。
分散とは「データの散らばりの度合い」です。5組全てが等間隔に並んでいる場合は、当然その間隔が大きい程、分散の値が大きくなります。
よって、「最初の値と2番目の値の差の大小だけの比較だけで良い」という事が導けますが、これは別に「2番目と3番目」等でも良い事になります。
一般計量士試験 合格問題集 要改訂箇所抽出-計量関係法規のまとめ
一般計量士試験 合格問題集 三好康彦著
P298問題6解説4
【間違い】量目交差を超えないように~
【正解】量目公差を超えないように~
P301問題1解説イ
【間違い】検定証印が付されていない特定計量器であっても検定証印等の有効期間を経過したものは計量に使用できない。
【正解】検定証印が付された特定計量器であっても検定証印等の有効期間を経過したものは計量に使用できない。
P310問題5解説イ
【間違い】問題は、「都道府県知事又は特定市町村の長は、定期検査を行う区域、その対象となる特定計量器、その実施の期日、場所及び検査を実施する者の氏名並びに指定定期検査機関にこれを行わせる場合にあっては、その指定定期検査機関の名称をその期日の10日前までに公示するものとする」で、誤りは「10日前」であり正しくは「1か月前」である。
しかし誤りはこれだけではなく、「検査を実施する者の氏名」を公示する必要もない、この点も誤りである。
【正解】解説には、「検査を実施する者の氏名」を公示する必要が無いという事を記載させる。
P320問題5
【間違い】商品の販売に係る計量に関する問題が記載されているが、商品の販売については、3.3.1の「正確な計量」に纏められている。平成29年の問6ともなっており、おそらくこの問題はこのページに記載されるべきではない。
【正解】P320問題5については、3.3.1の「正確な計量」へ移動させる。
P335問題4
【間違い】選択肢4について、承認製造事業者の名称や所在地に変更があった場合、届け出なければならない事を問う問題であるが、解説側には、氏名や事業場の名称等の変更があった場合に届出なければならないとされている。しかし、問題文中にはもう一つ誤りがあり、「都道府県知事」に届け出るのが誤りで、「経済産業大臣又は日本電気計器検定所へ」届出なければならない。
【正解】選択肢4の解説中に、届け出る先も誤っている事を追記する。でなければ、都道府県知事宛に届け出る事が正解の様に思えてしまう。
P340問題3
【間違い】選択肢3について、指定製造事業者の指定を受ける場合は、品質管理の検定を、指定検定機関だけでなく、都道府県知事または日本電気検定所でも、受ける事が出来る事を問う問題である。解説としては、「指定検定機関」だけじゃないよと言っているが、もう一つ重要な事は、「受けなければならない」が、正確には「受ける事が出来る」という事である。この点についても言及しなければ、「受けなければならない」と覚えてしまう。
【正解】選択肢3の解説中に、「受けなければならない」という事が誤っている事と、「受けることができる」が正解であるという事を追記する。
P343問題6
【間違い??】選択肢5の解説で、指定製造事業者の品質管理の方法についての検査は「産業技術総合研究所」ではなく、「日本電気計器検定所」が行うと記述されているが、日本電気計器検定所だけでなく、都道府県知事も可能と考えられる。
【正解??】都道府県知事又は日本電気計器検定所が正しいと解説に記述する。
P382問題8解説2
【間違い】問題は、「適正計量管理事業所の指定の基準として、計量管理の方法が都道府県知事が定めた基準に適合する事がある」が正しいか誤っているかを答えるものである。これに対応する条文は、計量法128条で、「その他計量管理の方法が経済産業省令で定める基準に適合すること」となっている。よって、問題文の「都道府県知事が定めた基準」という記載が誤りである。
これに対し、解説側が、計量法127条を参照せよとなっているが、こちらは指定を受けたい側が申請書に記載すべき項目を定めた物なので、指定の基準とは言い難い。
【正解】解説には、128条を参照するように記載させる。
P392問題3解説2
【間違い】「計量証明事業者に事業の停止を命じた場合において、当該事業者が当該命令に違反した場合、懲役若しくは罰金に処せられるが、これを併科される事はない。」という問題文に対し、解説では、「懲役若しくは罰金」ではなく、「罰金のみである」という解説が為されているが、これは間違いである。
計量法170条によると、「併科される」となっている。よって、問題中文で誤っている箇所は「併科されることはない」の部分で、本当は「併科される」である。
【正解】事業の停止に応じないというのは、重大な違反行為である。解説を、「1年以下の懲役若しくは100万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する」が正解であると記述させる。