一般計量士試験 合格問題集 要改訂箇所抽出-計量管理概論-1
一般計量士試験 合格問題集 三好康彦著
P434問題1解説
【間違い】標本分散を求める式が記載されていますが、式が間違っています。指示値から平均値を引きますが、その後2乗する必要があります。2乗が抜けています。
【正解】指示値-平均値を二乗させないと、足し合わせても0になります。改訂が必要です。
また、解説に「平均値を算出しなくても、最初の値と2番目の値の差の大小だけの比較だけで良い」とありますが、これは解説としてあまりにも不親切です。
もちろん地道に標本分散を導出すれば、この解説の意味は分かるのですが。
ポイントは、それぞれの組の指示値の差が等差になっている事です、すなわち値が等間隔に並んでいます。
分散とは「データの散らばりの度合い」です。5組全てが等間隔に並んでいる場合は、当然その間隔が大きい程、分散の値が大きくなります。
よって、「最初の値と2番目の値の差の大小だけの比較だけで良い」という事が導けますが、これは別に「2番目と3番目」等でも良い事になります。