就職活動 - 石油化学メーカーへ
学生の方で、石油化学メーカーへの就職を希望されている方は居ますか?
現在2023年4月10日なので、もしかすると2023年度卒業予定の方は、採用面接の予定等がぼちぼち、入ってきている頃では無いでしょうか?
雑談ですが、私が新卒で就職活動をしていたのは、およそ10年前です、その頃はゴールデンウイーク前までに内定を得た学生は勝組と言われていました。
何故かというと、ゴールデンウイークを心行くまで楽しめるからです。
日本の大学生は概ね、就活を早く終えて早く遊びたいと思っています笑
(全員がそうという訳では無いですよ!笑)
あと、理系の方であれば、就活を終えて、卒業研究等に没頭する事が出来ます。
逆に内定が得られないと、梅雨くらいまでずるずる就活を続ける事になります、暑くなるので、スーツを着るのもしんどいです、良くないですねぇ・・・
ここら辺の事は別の機会に詳しく書きますね。
さて、話を戻しますと・・・
例えばなんですが、電気電子系の学科を修了する学生は、一般的には電機メーカーに行くことが多いです。MTB電機とか、HTC製作所とかその類です。
石油化学メーカーなんて、視野にも入っていないと思います、というか、石油化学メーカーに電気電子で活躍出来る場があるって、気が付かない事も多いと思います。
しかし、石油化学メーカーだって、電気電子系の学生に来て欲しいんです、工場の運営には必須なんですよ。
なので、石油化学メーカーも結構、力を入れて採用活動をしています。
会社説明会も、化学系の学科向けだけでなく、電気電子系向けが頻繁に行われていますね。
しかし、学生側からしてみると、実際に入社した後・・・
何をするかさっぱりわからん!!
石油化学メーカーはよく、電気電子系向けの職種を「プラントエンジニア」と言ったりします。
直訳すると・・・「工場の技術者」です。うんやっぱり全然分からん。
話が長くなるので、計装プラントエンジニアについて、少し話しますね。
前回の記事で以下の事を書きました。
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石油化学プラント工場内にはあちこちに(雨ざらしの状態で)鉄塔や容器があって、化学反応を起こさせたり、製品を貯蔵したりしています。
その為に配管を使って、工場内のあちこちに液体等を移送しています。
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例えば鉄の容器内で化学反応を起こしたいとします。
鉄の容器なので、外からは見えません。何が言いたいかというと、工場は化学実験室ではないのです。
よって、容器内で何が起こっているかを「計測」する必要があります。
基本的な計測項目は4つ挙げられます、温度、液面、圧力、流量です。
温度:容器内の温度はどれくらい?
液面:容器内にどれくらい液体がある?
圧力:容器内の圧力は?
流量:容器内から液体を移動させる時、流量はいくら?
といった感じです。
これを測定出来る様に仕掛けるのが、計装プラントエンジニアの仕事です。
何だか難しそうだなと感じましたか?しかし、怯む必要はありません。
石油化学メーカーの工場は、主に高度経済成長時に建設されています。今現に存在しています。
よって、入社直後の仕事としては、「故障した物の修理」が多いんです。
始めは何も分からなくても、工場に設置されている計器の様子を見たり、修理したりしていれば、「こんな風に設置すれば良いんだな・・・」という事は分かってきます。
この経験があれば、新規にプラントを建設する際にも適用できます。
ただし、これから将来、日本国内で新しいプラントがボコボコ建設されるかどうかは分かりませんが・・・
今回の記事はここまでにします。