省吾さんと知る - 石油化学プラントの計装技術

石油化学プラントにおける計装技術について発信します。

お金(給料)の話 - 石油化学メーカー

技術的な事ばかりでも面白くないので、リアルなお話もしましょう笑

大学卒で石油化学メーカーへ入社するとなると、2023年度現在だと、初任給は23万円くらいでしょう。(各社差がありますよ。)

賞与(ボーナス)がまぁ年間4か月はもらえるとしましょうか。

そうすると、23*12+23*4=368。368万円くらいが年収になります。

やったー!なのか、そんなもんかぁ・・・どっちに思われました?笑

しかし、まだ加味するべき事があります。

家賃手当(寮や借り上げ社宅)です。

私の場合は、6万円の家賃の場所に住めば、自費負担は2万5千円で済みました。

6-2.5=3.5。3.5*12=42。

42万円は浮いた事になります。これを先ほどの給与に足すと?

368+42=410。

400万円台に乗せる事ができました!

入社直後であれば、これだけもらえれば十分・・・だと思いたいですね笑

(貯金は十分できますよ。)

この寮や借り上げ社宅の手当や状況は各社で「かなり」異なります。

高度経済成長期、社員が多かった時代は、団地みたいな所を借り上げて、社員を住まわせていました。

もう、家族ぐるみでそこに住んでます。当然、社員同士・家族同士の付き合いありです。

今から考えると煩わしそうですが、逆に結束は高まりそうですね、奥さん同士、子供同士もお友達とかになったりする訳ですから。

しかし、現在は社員も減って来ています、こういった団地っぽいのを持つのは会社にとっても資産的に難しくなりました。

よって、借り上げ社宅、もしくは単なる家賃手当という形で対応する訳です。

しかし!!伝統的な寮を持ち続けている会社も存在している事は確かです・・・

寮費は格安なのですが・・・部屋は狭いわ、トイレ風呂共同だわで、ちょっとやる気はなくなります・・・

もし関東配属で、寮に入らず、一人暮らし、家賃全額負担となると、先ほど求めた368万円から家賃分を差っ引く事になります。

まぁ正直、生活はカツカツになるでしょう。出来れば、若い内の苦労という事で、寮に入って下さい・・・後から挽回は可能です。

 

さて、初任給ベースのお話をしてきたのですが、昇給ってどんなもんなんでしょうか。

完全に私の経験・感覚なのですが、入社して2~3年経つと、一旦、ステップ的にポンと上がります。(新入社員期を抜けたね、という事で。)

入社後三年後で、だいたい26万円くらいに持っていけるんじゃないかと思います。

その後は地道に技術を磨いて伸ばしてください笑

 

他、大きく効きそうなのは福利厚生ですね。

退職金とか企業年金とかですが、しかしこれを狙って企業に入るのは、なかなか難しいですね、入社前にデータが入手出来ません。

また、温泉とかホテルとか、メンバーズカードを掲示すれば使用料金が安くなる福利厚生の類もありますね。アウトドア・旅行好きにはたまらないサービスです。

 

ところで、かなり細かい話になりますが、工場には概ね食堂があります。

食堂の定食も格安です、350円くらいで昼食が食べられたりします、温かいご飯です。

※コンビニで昼食用意していくよりは精神的に良いですね笑

 

初任給はまぁ、当てにならない値・・・ではあるんですが、高い方が、「自分を高く買ってくれるんだ!」って気がして嬉しいですよね。

しかし、お金だけをモチベーションにせず、自分の中にある理想や夢を大事にして下さい!

 

今回は以上です。